2016.02.29
今日は前回の続き、
子供の野球肩(上腕骨近位骨端線離開)についてです。
投球動作の中で
上腕骨近位骨端線には
「ねじられる力(捻転力)」と
「引っ張られる力(牽引力)」が
かかっているっていう話しをしました。
具体的な投球フォームの中では
こんな感じです↓↓↓↓
加速期(写真②、③)では、
いわゆる“腕のしなり”が起こり、
上腕骨は大きく外旋していきます。
この時に
近位骨端線はねじられるんです。
次に、ボールをリリースした後の
フォロースルー(写真⑤、⑥)では
今度は、
勢い良く振った腕を止める為に
肩まわりの筋肉が収縮します。
でも、
腕には遠心力がかかっているので、
近位骨端線は内旋方向にねじられながら
引っ張られます。
ボールを投げるたびに
上腕骨には常にこの様な力がかかっているので、
結果的に
弱い軟骨組織である近位骨端線に負荷がかかり
離開してしまうんです(>_<)
野球肘の場合と同様に
多くの場合、
「オーバーユーズ(投げ過ぎ)」や
「悪い投球フォーム」が
野球肩を引き起こす原因になります。
その為、
肩に痛みが出てしまったら、
しばらくの期間は投球を控えます。
その間に投球フォームをチェックするなどして
再発防止に努めましょう♬
野球肩の解説動画もアップしました(^o^)
ぜひご覧くださ〜い☆
↓↓↓↓
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