2016.02.26
今日はスポーツ障害、
特に野球をやっている子供に多い肩のケガについてです。
「野球肩」だったり
「リトルリーガーズ・ショルダー」なんて
言われたりもする子供の投球障害です。
もちろん、
野球をやっている大人も肩を痛める事があります。
それも「野球肩」と言ったりします。
でも、間違っちゃいけないのは
子供と大人とでは
肩が痛くなる原因が違うんです〜‼︎
どういう事かと言うと…、
大人の野球肩は…
肩を動かす為の筋肉(腱板)や
肩の安定を増す為の関節唇(かんせつしん)を
痛めてしまう事が多いのに対して、
子供の野球肩は…、
筋肉や関節唇ではなく、骨そのものを
痛めてしまう事が多いんです(>_<)
もう少し具体的に言うと、
いわゆる骨折とは少し違い、
成長段階の子供の骨にしか存在しない
「骨端線(こったんせん)」と呼ばれる部分を
損傷してしまうんです。
骨端線は、
子供の骨が成長していくのに
欠かせない部分なのですが、
軟骨組織なので外力に弱いんです。
投球動作の中の
レイトコッキングからフォロースルーの間では、
この上腕骨の骨端線部分には
常に捻り(ねじり)や牽引の力が掛かっています。
その為、骨端線が開いていってしまうんですね(ー ー;)
これを整形外科的には
「上腕骨近位骨端線離開」と言います。
痛みがある時には、
病院で両方の肩のレントゲンを撮ると、
正常側と比べて投球側の上腕肩の骨端線部分が
開いているのが分かります。
痛みが出てしまったら、
まずは1ヶ月を目安に投球を中止します。
投球は中止しますが、
それ以外の練習は基本的には大丈夫です^ ^
その後は、
レントゲン画像を確認すると共に
実際の投球動作における痛みの有無をチェックして
復帰のタイミングを図っていく…
という流れになります。
もう少し書こうと思いますが、
長くなったので、
今日はここまで〜(^^;;
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