2016.10.17
ここ最近、
陸上部の中学生、野球部の小学生や高校生が
膝が痛いと言って来院され、
治療をしています。
でも、
膝とは言っても
関節部分が痛いわけではないので、
一般的にスポーツのケガで多い
半月板や靭帯の損傷等ではないんです。
膝の下あたりにある
骨の出っ張り部分が痛むんです(ー ー;)
これは、
「オスッグッドシュッラッター病」と言われ、
特に成長期のスポーツをしている子供に
よく見られる疾患です。
もしかすると
お父さんやお母さんの中にも、
自身が子供の時に同様の痛みを経験した事がある方が
みえるかもしれませんね(^^;;
小学校高学年から中学生くらいが
最も発症しやすいと言われますが、
今現在、同様の痛みで
野球部でキャッチャーをしている高校生も
当院に通っています。
この疾患は
骨の成長と関係があり、
成長過程特有の柔らかい骨が
筋肉に引っ張られることで
痛みを誘発するんです。
最初は
ジャンプをしたり走ったりすると
痛みが出てたのが、
悪化してくると
普通に歩くだけでも痛かったりします(T ^ T)
見た目にも
膝のお皿の下方の骨が
ポコッと出っ張ってくることも(ー ー;)
その為、
痛みがある時には
スポーツを中止するのが大原則となります。
でもでも、
歩くのもままならない様な
強い痛みがある時は別として、
痛みはあるけど十分動ける様な時には
なかなか安静にしていられないのが
スポーツをしている子供ってもんです(^_^;)
そんな時には当院では、
骨を引っ張っている筋肉の収縮を
サポートするテーピングを施す事で、
患部への負担を和らげて、
ある程度の動きを可能にしています。
成長期の子供に特有の疾患である
オスグッド病は、
同じスポーツ、同じ練習をこなしていても
発症する子もいれば
発症しない子もいます。
特にこれと言ったスポーツをしていない子でも
発症する事もあります。
それくらい骨の成長過程や筋肉の状態には
個人差があるってことなんです。
っとまぁ、ここまで
久しぶりに長々と書いてしまいましたが、
せっかくなので
予防法などをもう少し書こうと思います…
が、今日のところは
眠くなってきたのでここまでにしますね(笑)
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