2016.04.11
今日は前回の続き…、
アスリートのパフォーマンスを左右する
“本当の足のサイズと靴のサイズ”です^ ^
前回は
最後に『捨て寸(すてすん)』というワードが
登場しました^ ^
この“捨て寸”…
こいつがなかなか重要でして(^ ^)
とりあえず、
前回も載せたこちらの写真を
もう一度ご覧下さい↓↓↓
表記されている靴のサイズと、
その靴の中に実際に入っている
中敷(インソール)のサイズ(実寸)との
「差」です。
基本的には、
靴の表記サイズよりも
中敷のサイズの方が大きいんですよ♪
靴よりも
中に入っている中敷の方が大きいって…
ちょっと不思議な感じがしませんか?(^ ^)
そこで、
単純な引き算…
「中敷のサイズ」ー「靴のサイズ」から算出される
この「差」のことを
『捨て寸(すてすん)』って言うんです。
上の写真で言うと…
26.2cm(中敷のサイズ)ー25.5cm(靴のサイズ)
=0.7cm(7ミリ)
この7ミリが
この靴の捨て寸なんです。
そこで、
そもそもこの捨て寸…
必要なの?って思いますよね^ ^
必要なんです‼︎(笑)
靴下の厚み、
足裏の凹凸、
足に体重が乗った時の足のアーチの低下
などを考慮すると、
やっぱり必要なんですね。
でも、
この捨て寸の数値は
メーカーや靴の種類によって
違いがあります。
なので、
一概には言えませんが…、
目安としては
“1cm前後”といったところです。
ってことは、
前回のブログで紹介した
フットサルをされている
患者さんの場合で考えてみると…
(*ここではひとまず、
足の横幅のことは置いておきます^_^;)
足のサイズ(素足で計測した“爪先〜踵”の長さ)が
右/25.6cm、左/24.9cmでした。
右足のサイズの方が左より大きいので、
靴のサイズは右足(25.6cm)を基準にして考えて…
普通なら
少し余裕がある『26.0cm』を選ぶんじゃないでしょうか^ ^
この患者さんも、
ご自分の正確な足のサイズは
今回計測するまで知りませんでしたが、
26.0cmか26.5cmの靴を
いつも履いているとのことでした。
でもでも…、
ここで
先程の捨て寸を思い出してみると、
26.0cmの靴に入っている中敷のサイズは
たいてい27cm前後になります。
ってことは、
中敷の上に踵を合わせて足を置くと…
右足で約1.5cm、
左足では約2cmも
爪先にスペースが空いてしまうことに(°_°)
靴の中で
1.5〜2cmもスペースがあると、
歩いたり走ったりした際に、
靴の中(中敷の上)で足が前後に滑ってしまいます。
そうすると
足が滑らない様に
無意識に足の指に力が入ってしまいます。
こんな状態が長く続くと…
足が疲れ易くなったり、
別のケガにつながったりするなど
スポーツのパフォーマンスを
低下させてしまう可能性があります。
じゃあ、
どうすれば良いの…⁉︎
この続きは、
長くなり過ぎてしまったので
また明日〜*\(^o^)/*
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