2015.03.11
こんばんは^ ^
今朝の名古屋は積雪こそありませんでしたが
風が冷たい寒い一日になりましたね(*_*)
今日は
お年寄りが椅子からの立ち上がる時の
ポイントについてお話ししますよん♬
僕が毎週お邪魔しているデイサービスでの
健康運動指導の中では、
この椅子からの立ち上がりの時の
身体の使い方を毎回お話ししています。
職員に手を引いてもらわないと
上手く立ち上がれない方も多いんですよね。
(利用者さんのモチベーションの問題も
ありますけどね^_^;)
筋力や関節などの状態が年相応で
特に問題ないならば、
身体の使い方のコツを覚えれば
少ない力で立ち上がれるようになるんです。
そのコツってのは…
重心を支持基底面上の空間の中にもってくる!
ってことです☆
ややこしい言葉で分かり難いですね^_^;
下の写真で説明しますね。
立位時の支持基底面ってのは、
地面に着いた両足の間に出来る
平面のスペースのことです。(写真①)
*ちなみに座ってる時の支持基底面は
立位時とは違うんですが、
今回は話しの都合上、写真の中の支持基底面は
立位時のモノとしています(^ ^)
はい、話しを戻しますよ。
ヒトの重心は
だいたいおヘソのちょっと下くらいの高さです。
(写真中の緑の点)
で、
こっからがポイントです。
上の写真②→③の様に
立ち上がる時に身体をしっかり前傾させて、
重心を支持基底面上の空間に
もってくる(移動する)ようにするんです☆
そうする事で、
両脚に荷重がかかり自然にお尻が浮くように
少ない力で無理なく立ち上がれる
って訳ですね♪
でも、立とうという気持ちはあるのに
上手く立ち上がれないという方の中には
下の写真の③の様になっちゃってる方がみえます。
つまり、
立ち上がる時に、
身体を前にもっていこうという気持ちはあるので
頭や胸は前に倒れようとしています。
でも、
もともと背中が丸まり傾向なため
骨盤が後ろに倒れたままになってしまっているので
結果的に
重心を支持基底面上の空間にもってこれてないんですね。
こんな方には、
頭や胸ではなく
骨盤そのものを前に倒す(前傾させる)動きを覚えてもらうのが
先決になります(^ ^)
また、
なるべく椅子に浅めに腰掛けて、少し背すじを伸ばし、
地面に着く足もなるべく自分に近い位置にする
ということも
重心を支持基底面上の空間にもってきやすくする
大切なポイントです。
もし皆さんの周りに
椅子からの立ち上がりがスムーズにいかないという
お年寄りがみえたら、
ぜひアドバイスしてあげて下さいね(^O^)
カテゴリー